ESCO事業
Energy Service Company
お客さまに代わって、計画から導入後の検証まで
総括的な省エネルギーサービスを行い、より確実に省エネルギーを図ります。
ESCOとは?
ESCOとは、Energy Service Company の略で、お客さま(ビルオーナーや工場事業主等)に代わってビルや工場等の省エネルギーを行うサービス事業のことです。
京都議定書における温室効果ガス6%削減の約束達成のために様々な対策が講じられている一方、エネルギー消費量は増加の一途をたどっています。その状況下において、より確実に省エネルギーを達成する手法が必要とされており、その一つとして「ESCO事業」を活用した省エネルギー推進が期待されています。
なお、当社が入会している『ESCO推進協議会』では、以下のサービスの組み合わせを"ESCO事業"と定義しています。
ESCO事業
- 1.
エネルギー診断にもとづく 省エネルギー提案
- 2.
提案実現のための省エネルギー設計および施工
- 3.
導入設備の保守・運転管理
- 4.
エネルギー供給に関するサービス
- 5.
事業資金のアレンジ
- 6.
省エネルギー効果の保証
- 7.
省エネルギー効果の計測と徹底した検証
- 8.
計測・検証に基づく改善提言
ESCO事業の特徴
-
省エネルギー量を保証
契約期間中、省エネルギー効果量の計測・検証を行い、当社が省エネルギー量を保証しますので、お客さまは設備投資のリスクを負うことなく省エネルギーを図ることができます。
-
初期投資が不要
契約期間中は、当社が保証した省エネルギーによる光熱費削減分でお客さま利益(下図①)、ESCO経費(下図②)、設備投資(下図③)の回収を全てまかなうので初期投資が不要となります。
また、契約期間終了後は光熱費削減分全てがお客さま利益(下図④)となります。(注)お客様の設備利用状況等により、上図と異なる場合があります。
-
総括的な省エネルギーサービス
省エネルギー診断から省エネルギー計画立案、設備改修、省エネルギー達成状況の検証まで、一括したサービスを行います。
ESCO事業の流れ
一次診断
- 1.
お客さまからエネルギー消費量や図面等のデータをお預かりします。
- 2.
エネルギー消費状況の分析・省エネルギーアイテムの選定
- 3.
現場調査(ヒアリング調査・ウォークスルー調査)
- 4.
経済性の検討・一次診断結果のご報告
二次診断
- 1.
消費エネルギー計測調査
- 2.
実施設計・ファイナンス計画・二次診断結果のご報告
ESCO契約期間中
- 1.
ESCO契約締結
- 2.
設備改修工事・試運転
- 3.
ESCOサービス開始
- 4.
省エネルギー効果量の検証・ESCO設備の保守点検
ESCO契約終了
ESCO事業導入事例
当社では、平成16年4月から福岡市内の大型複合施設に以下の省エネルギーシステムを導入し、ESCO事業を実施しています。
地下駐車場の給・排気ファンの
インバータ制御
地下駐車場の給・排気ファンを、駐車場の空気中CO濃度に応じてインバータ制御する方法を用い、ファンの風量を調節し、消費電力を削減しています。
トイレの擬音装置
流水音が発生する装置を女子トイレに設置することで、使用時の音消しのために使用する水を削減しています。